精密治療を可能にする拡大鏡(ルーペ)

歯科用拡大鏡(ルーペ)とは、歯を拡大してみることの出来る巨大なメガネのようなもの。
一般的には2.5倍〜3倍の拡大機能がついている。

拡大鏡を使用することによって、肉眼では見ることの出来ない歯の細かい凹凸や、隠れた根管などの状態をはっきりと確認することができ、より精密で正確な治療を行なうことができるようになる。
人間の裸眼が認識できるのは200μm(0.02mm)が限界だが、現代の歯科治療では、 数十μm以下が見えている必要がある。
つまり、現代の歯科治療において、裸眼では必要とされている歯科治療レベルを満たすことは難しく、もはや拡大鏡は必須であると言える。

日本で拡大鏡を導入している歯科医院は10%程度。

※参考サイト・・・『精密治療』を行なう歯医者さんの検索サイト

聖母歯科医院では精度を要求される作業の場合には必ず拡大鏡を着用するようにしています。
また、1本1本の歯をみる微細な治療では、国内ではほとんど普及していない10倍の拡大鏡も使っております。コストはかかりますが、拡大鏡の導入は、歯科医師のみならず歯科衛生士の義務だと考えています。
拡大鏡を使うと、今までどれだけ荒っぽい仕事をしていたのかがわかるものです。

2012年8月28日 更新

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