毎日の歯磨きでプラークを100%除去することは不可能といわれる。また、一度できた歯石はどんなにていねいに歯磨きを行っても自分で取ることはできない。そのため、定期的に歯科医院に足を運び、プロによるケアを受けることが、健康で美しい歯を維持するには不可欠だ。また、定期的なメインテナンスを受けることで、虫歯や歯周病を早期に発見し、初期の段階で治療できるほか、すでにできている虫歯を進行させずに状態を維持するというメリットもある。
聖母歯科医院では、1983年の開院当初からメインテナンスの重要性を認識し、自由診療でのメインテナンスを行っている。内容は下記のとおり。
- レギュラーチェック
- セルフケア、プラークコントロールの状況確認と改善
- 生活習慣のアドバイス
- SPT(Supportive Periodontal Therapy)
- クリーニング(PTC、PMTC)
- トリートメント
- 歯肉マッサージ
唾液の状態や歯周病のレベル、細菌の数など、ゲストの口の中の検査を行うと、「大抵、本人が認識しているよりも3倍程度悪い状態にある」と豊山院長は指摘する。
「メインテナンスは、『クレンジング→マッサージ→ミネラルパック』と、エステのような感覚で受けていただいていますが、一方で、ご自分のお口の中の状況や体調などを詳しく認識していただくことができ、オーラルケアや体調管理などのモチベーションを保つ重要な役割を担っています」(豊山とえ子DH)
2010年3月30日掲載